today if……


 今回で3回目*1となったDouble Cross The 2nd Edition『today if……』。
 私個人的にお得意であり大好物なドロドロした愛憎劇なため、JGCなど初対面の方に対してはキツイかなぁ、と思いつつも、それならそれでソフトにすればいいやとGMをする。


 ……すみません。
 ゲヘナを終えてあわてて部屋に帰ってルールブックを取ってきましたところ、集合時間の1時ギリギリでした。PLさんはもう、座っていましたっ!! ……一人を除いて。


 いや、それについては愚痴言うよ。


参加予約したんだったらちゃんと来やがれ、馬鹿ぁーーー!!!


 愚痴終了。


 眠ってしまったのか、それとも「予約に落ちたらフリーでゲームやろう」程度で券を千切って行って返し忘れてしまったのか分からないけど、そう言うのはマナー違反だから出来ればやめて頂きたいわけで。
 いや、途中で気が変わったとかやむにやまれない事情だったとか、先生怒らないので素直に謝って頂ければ問題ないのですが。


 で、結局、3人で強行。
 ……BOSSさんの時と変わらないΣ( ̄□ ̄;;)。


 時間短縮のため、持ち込みorサンプルキャラのエフェクト、技能組み替えでキャラ作成。それにDロイスを取得して貰う形を取る。
 あと、不備があったときのために一応、自分のゲーム展開方式を告げ、今回のシナリオがどういうものか、簡単なあらましを告げる。やっぱりちょっとキツイネガティブ系のシナリオなので、その辺りはちゃんと断って了承を貰わないと互いに気分良くないですし*2


 んで、PCは以下の通り。


PC1
御影 令斗 -Reito Mikage- 17歳 ♂
シンドローム:キュマイラ/バロール  ワークス:不良学生*3
Dロイス:賢者の石
 “ブラックファントム“と言う獣に取り憑かれた*4為、UGNに拉致“保護”された少年。
 ストイックなキャラと思いきや、女に手が早く、ロイスのほぼ半分は女性と言う……えっと……本当にチルドレン?
 演技自体というか、立ち回りは多少ぐでんぐでんになりかけるものの、おおよそは格好良く周りを締める。ただし、ダイス運だけはついてこず、……賢者の石を使ってタイタスつぎ込んで達成値40行かずってのはDXで始めて見ちゃったよ。
 なお、大方の予想通りに牡丹の花びらが落ちる描写はありました(笑)。
 って、ここ、JGCだからΣ( ̄□ ̄;;)。


PC2
芦夜 日向 -Hinata Ashiya- 17歳 ♀
シンドローム:エンジェルハイロゥ/ブラックドック  ワークス:UGチルドレン
Dロイス:変異種
 なんと、女性のプレイヤーですよっ!!(笑)
 ともかく、シナリオのヒロイン候補生。周りに陶酔してしまう(誰しも偏愛してしまう)と言う欠点がありつつも、悲劇の中心を演じてくれました。
 令斗を始めとした周りへの心の動きがかなり表されていて、見ていて「うわ、すげー」って感じ。思わず頭の中でメモする。と言うか、男の僕が女性プレイヤーにヒロインロールで勝てるはずがないんですってば(笑)。基本的に。 
 姉である「日和」に引っかけて日向にしたと言うことだったものの、かなりの確率で周りから取り違えられ、時々それが笑いを誘ってしまった辺りも悲劇。
 あと、双子という設定がGMの個人的な感傷を呼び覚ました。


PC3
榊 京一郎 -Keiichiro Sakaki- 33歳 ♂
シンドローム:ブラックドック/ノイマン  ワークス:UGN支部
Dロイス:秘密兵器
 “導くもの”と言うコードネームを持つUGN支部長。しかしこのシナリオではPC3は基本的に“先生”と呼ばれるので関係ないっちゃ関係ない。
 サンプルキャラの改造だったため、情報収集能力を割り振ったものの、サイコロ運に恵まれず――戦闘時もだけど――なんだか良く3か4の目を出して悶えているキャラ。
 基本的にいい人を目指そうってことだったはずなのだけど……気がつくと、見守る(と、突き放す)いい大人になってしまっていた(笑)。
 事件としては傍観者であるものの、右往左往してなんだかかなり大変な目に遭っていた。
 ……いや、令斗と喧嘩しだすのは想定外の動きですからっ!


 シナリオの内容は変更していないので割愛。
 ただし、基本的にサンプルキャラと言うことと人数が少ないと言うこともあって、アキの能力を下げる*5ことで対応。


 そうさね。
 一つだけ不満。


 何であの流れで日向が身を引くねんっ!!(笑)


 いや、めっさ令斗と日向が良い感じで、「お、これはPC2ルートか?」とドキドキしていたら、最後の最後の決断でヒロインである日和を選択、そしてそれに頷く日向。思わず真顔で聞き返しちゃったい。


 ……いや、一番やんわりとした流れなのでいいんだけどさぁ*6。なんだろう、この釈然としない負けた感じは……。


 あと、アッシュがかなり好評なのがおかしいって(笑)。どうして陰謀家をそんなに喜ぶのさっ!!


 で、このダブルクロスは、今回のJGCでは一、二を争うくらい楽しい時間だったと思う。いや、自画自賛ではなく。
 PLさんたちがめっちゃ上手いの。令斗は主人公主人公しているし(格好いいのと落とすところは落とすのとが両立)、日向は健気なヒロインだし(依存から立ち上がる姿とかかな)。京一郎は先生っぽく動いて。あと、周りから利用されまくって悲しい感じが面白かった。
 やっぱり、通常のイベントを蹴ってフリー卓についている分、みんな、ダブルクロスが好きなんだなぁと感じる。いや、4人の中でダブルクロスを一番愛しているのは私に違いありませんが(笑)。


 あと、
「このシナリオは面白い」
 とか
「随所にちりばめられた色々なことがGMの愛を感じる」
 だとか
「Dロイスやエグザイルのエフェクトの使い方が格好良かったとか」
 めっさ誉められて、上機嫌。
 凄い幸せな気分で18時からN◎VAに行ったのでした。

*1:1stの時の原型のシナリオを合わせると4回目

*2:ダブルクロスらしい素敵なシナリオじゃないですか、と言われて嬉しかった

*3:カヴァーでチルドレンを取って貰った

*4:バロールの魔眼+賢者の石相当。能力を使用する際、身体から出現する

*5:具体的には《透過》を削った。それでも強かったけど

*6:初対面の人に対してきつい台詞を向けるよりも気が楽だし