別府温泉郷湯煙富豪殺人事件


 ソラで出来るシナリオと言うと別府温泉殺人事件とダブルクロス2nd『Rain on Friday』ぐらいしか思いつかなんだ。でも、ダブルクロスハンドアウトが無いと格好着かないのでこちらをすることに。
 シナリオストックはちゃんとしておきましょうと言う話。


 ところでですね。
 このシナリオ、実はあるキーワードが判らないと面白くないと言うことが判明しました。


A「兎ってどう思う?」
B「可愛い/寂しいと死んじゃう」


 とか答える人の中では笑えない話なんです!
 そう、兎は怖い。兎には首を刈られる。
 そんなイメージが無いと面白くなかったのです。


 ……ウィザードリィは偉大だわ。


 まぁ、深夜でほどよく頭もとろけていたのでそんなことは気にせず、別府温泉殺人事件です。


 PCは以下の通り。


・間宮 美雪(まみや・みゆき) 女子大生 クレイモア 19♀
 至って普通の女子大生。うんうん。良くある良くある。
 で、内面はと言うと……。
 えーっと。
 これ、デモパラであってNWやS=Fじゃないんだからさぁ。
 脳みそスライムプレイはどーかと思うの、GMとして。
 迂闊は発言が多かったです。


・さえきルドルフ(−・−) デブ猫 ショーテル 3♂
 デブ猫だが、変身するとスマートな青年に! ……でも、初っぱなで怪しい人物扱いされたためラストバトルでしか変身しなかった為、デブ猫としての活躍が光る光る。
 とりあえず、猫という身軽さを利用し……何故かいつも犯行現場にいるのはどーかと。
 あれだ。サスペンス劇場なら真ん中ぐらいで「この猫のせいで!」と(しかも、逆恨みで)殺される立場だな。うん。


・夜須 紗雪(よす・さゆき) 芸能人 ブリガンダイン 20♀
 芸能生活が長いため、留年を繰り返し、現在高校2年生の二十歳。……えー。
 芸能界では天然キャラで売り出しているものの、実は不良。
 だが、もっと身勝手な周りのPCのおかげで一番苦労する立ち位置となる。
 がんばれ。


・彩木 あかり(さえき・−) 探偵 モリオン 25♀
 サスペンス劇場と言うことで探偵役を買って出た人。しかしながら、探偵と言うよりも酒宴している姿の方が多かった。……あれ?
 モリオンのくせに一番のダメージ・ディーラーだったのはいかがかと。
 回復している姿、見た記憶がないっΣ( ̄□ ̄;;)。


 さて。
 どうも私が所用を済ませている最中にPL達が悪巧みをしていたらしく。


私:「ただいまー。キャラ出来ました?」
ALL:「出来ましたよー」
私:「ふむふむ。……えーっと」
ALL:「(皆、キラキラした顔で私の方を見ている)」
私:「……あのー。どーして、ルドルフ以外、みんな女性なんですか?」
ALL:「GMがいない間に話し合ったんだけど、全員、PLと性別逆にしようと
私:「……な、何の意味があるんだ……(汗)」


 皆は私に何を求めていたのだろうか。


 さて。話の方はと。
 架空温泉都市“別府”*1で成金なホテルを営む権田原金造に呼ばれ、撮影を執り行うことになった夜須はついでとばかりに友人一行を誘うことに。
 で、撮影も順調にすすみ……とのタイミングで権田原の誘いでパーティを開くことになったわけですが……。
 衝動のままに飲み食いを繰り広げるPC達。
 ……いや、確かにこのゲーム、デモンパラサイト、ですが。


 んで。例によってエロい会話を振られまくる夜須を尻目にどんちゃん騒ぎが続くPC達。私も面白くなってきたので予定になかった奥方の雪子を出し、「この泥棒猫!」とヒステリックに騒ぎ、ルドルフをガクガクさせる。


 で
「夜になったら部屋に来なさい」
 と権田原の誘いを断り切れず、部屋に向かった夜須を待ちかまえていたものは、頸動脈を切られ死体となった権田原。
 その後、彼の妻である雪子に犯人扱いされる夜須。
 だが、続いて第二の殺人が!
 そう、雪子が殺されたのだ!!


 ……まぁ、あとはお決まりの通りの展開が繰り広げられたわけですが、何故か構図として、
 夜須が疑われる→ルドルフとあかりが弁解しようとする→美雪が迂闊な発言をしてさらに夜須を追いつめる→繰り返し
 とばかり、
「やべっ。ヒロインの座を奪おうとしているっ!」
 むしろ美雪が夜須を殺そうとしているんじゃないかと疑うコトしきり!
 と言うのが印象的でした。


 最後は時間も無くなったため、真犯人であったメイドのペットの兎とかと熱い会話を繰り広げ*2、終幕となったのでした。まる。


 気が付くと7時になったので、別れを告げ、一度部屋に戻ってシャワーを浴び、30分の仮眠をとることとなったのでした。
 途中、エレベーターでルドルフ役の人とばったりあったので
「いや、でもあり得ないですよ。去年に引き続いて」
 と笑い話したのは良い思い出です。うん。

*1:同名の地域はシナリオ作成者が出身という事だけであり、それ以上のことはフィクションです

*2:何故か兎の方が「人の心を知れ!」「お前達はなぜ人が悲しんでいるのがわからんのだ!」とかそっち寄りの台詞が多かった。まぁ、静岡で慣れたけど