anywhere but here

アクトトレーラー


 それは、英雄にまつわる物語。
 神殺しの名を持つ英雄がいた。邪神を殺すために力を尽くした英雄がいた。
 英雄は、その使命故に一つの選択を迫られる。


 自分の大切なもの。
 自分の大切な信念。


 そのどちらかしか選ぶことの出来ないそのとき、英雄は一つの決断を下した。
 下すしかなかったから。


トーキョーN◎VA the Detonation「英雄の条件―anywhere but here―」


 運命の扉を開ける条件は、決断する強さなのか。


ハンドアウト

推奨スタイル:カブキ
コネ:アイネ・ルー 推奨スート:クラブ
 キミは生粋のストリートチルドレンだった。4年前、CMEに拾われるまで、文字通り泥水を啜るような生活を行っていたのだ。
 ストリート時代、両親が居なかったキミを育ててくれたのは、アイネだった。まるで弟のように君に接していた彼女は、キミがカブキの道を歩み出したその先、君の前から姿を消した。
 キミは歌う。ここではない何処かにいる彼女に向かって。

推奨スタイル:カブト
コネ:千早 智之 推奨スート:ダイヤ
 キミの今回の依頼主はCME――チハヤ・ミュージック・エンターテイメントである。そこから売り出す新人の護衛。それが今回のキミの仕事だった。
 その新人の初ライブ−Anywhere but here−が一週間後に迫った矢先――CME達の元に、一通の手紙が届く。それはライブ中止の要請状――否、脅迫状だった。
 このライブ、何か裏がある。キミの勘がそれを告げていた。

推奨スタイル:ニューロ
コネ:"ブリューナク" 推奨スート:スペード
 ブリューナクとキミは古い付き合いになる。二人の関係を言い表すならば、そう、戦友と言ったところか。彼女は腕の良いカタナで、そしてキミは彼女をサポートするニューロだった。
 キミ達二人はいつしか英雄とまで呼ばれる腕前となり――そして、有名になりすぎた看板を避けるよう、袂を分かった今でもたまにこうして飲むこともある。
「ココではない何処かに、もしも、ね」
 そう呟いた彼女はどこか――カタナというペルソナに似合わない表情を浮かべていた。
 それが、気になった。

推奨スタイル:アヤカシ
コネ:"女大公"アルドラ・ドルファン 推奨スート:クラブ
 N◎VAの闇は深い。それは人間にとってではなくアヤカシであるキミにとっても、だった。
 キミがアルドラに呼ばれた理由は簡単だ。アルドラはここら一体の狩場を仕切る女王で、そしてキミは彼女にとって親しく、信頼のおける友人だった、ただそれだけだ。まぁ、あと、人間社会に紛れて暮らしている、と言うこともある。
 彼女から命じられたのはただ一つ。
 ココではない何処かで信仰されていた古の神の復活を阻止すること。
 ……まったく、破壊神だの、CDなこった。


 ……しっかし、「ここではない何処か」が色々と無理矢理使われているなぁ、と思ったり思わなかったり。


 日曜日にやるですよ。