STによろしく


 ある日。
 コンベンションが終わった某所で、初心者PLはそのサークルのベテランGMに声を掛けた。
 今日、そのPLがいた卓のGMは彼が勤めたのだ。


 ……今日のセッションは大波乱だった。
 初心者のPLにしても、それを裁いているGMがどれだけ大変か、傍目で判った。自分だったらそんなことは出来ない。出来るわけがない。
 なのに、彼はいつもと同じように笑顔で
「今日も楽しくて良かった」
 と言ってゲームを締めた。


 だから、意を決して彼に尋ねたのだ。
 どうしても、それを聞いてみたかった。


PL:「……どうして貴方はGMをしているんですか?」


 彼の答えは――




GM:「僕がしないと誰がするんですか?」


 悲痛な顔で。


 そんなネタを思い出した*1


 別に私の環境がそうであるとか言いませんよ! 言いませんってば!


 ……最新刊のネタだと


GM:「私はもともとTRPGがしたかったんです。GMとかPLとか関係なく、ただ遊びたかっただけなんです」
GM:「しかしね、コンベンションにいって驚いた事があるんです」
GM:「そこにいる人間の内、GMをする人間は1〜2割だったのです」
GM:「統計的ははっきりと判りませんが、少なくとも私の鳥取では、GMが3人いれば多い方でした」
GM:「どうしてこれほどにGMが少ないんだろうと思いました……」
GM:「TRPGを遊ぶためには……根本を変えるしか無いと思いました……」
GM:[つまり、私にとってTRPGを遊ぶという事は、GMをすることでしかなかったんです」
GM:「GMをやり続けて10年以上が立ちましたが……GMをしないプレイヤーは今も後を絶ちません……」



 ……さて、そんなことはどうでもいいから、N◎VAのシナリオを書こう。


 関係ないですが、狭霧さんは医龍だとかBJよろしくだとか、医療系の漫画は大好きです。ドクターK? 大好物ですよ。


ブラックジャックによろしく (12) (モーニングKC)

ブラックジャックによろしく (12) (モーニングKC)


 精神病棟編も本誌の方はもうすぐ佳境ですよねぇ。

*1:BJによろしく、より。小児科編の辺り