悪の華
そう言うトラウマがあるせいか分からないけども、多分、転機はその頃だったと思う。
「悪役としてのみの悪人」
と言う存在を疎遠に思うようになった。
別に盗人にも三分の理ってわけじゃなく、悪人には悪人なりの理由があってそう言う悪事に働いている、と言うシナリオを書く様になっただけだけども*1。
わかりやすい悪党って、駄目なのだ。安直だからとかそう言う理由ではなく、ただ単に駄目。好みじゃないってことで。
以前から結構言っている気がするけど、基本的に自分は性善説の人間なのだ。根っからの悪人はいないと思う。ただ、そうなる理由があるだけで*2。
だからってわけでもないかもしれないけど、基本的に自分の用意する悪役は何らかの理由を持っている、もしくは持たせている*3。
「悪には悪なりの理由がある」
これは一度、PCと敵対するNPCに言わせた台詞。何処かで聞いた台詞だし、使い回された台詞だけど、結構気に入っている。……それに、正義か悪かなんて、一方的な見方でしかないし*4。
例えば誰かのためにPCに敵対するNPC。
例えば自分の譲れないもの(物? 者?)のためにPCと違う道を歩むNPC。
○○だからこいつ、敵ね。ってのよりも、ずっと好きなのだ。
それに、ぶっちゃけて言うとそう言うドラマを持っている方がシナリオに反映させやすいし(苦笑)。
それ自体がネタになるしね。
……ま、単なる自己満足かなぁ、と思わないでもないけども*5。