雨が降る


 昼間、雨が降っていましたよ。
 帰り際、傘を差す人を多く見ましたよ。


 こりゃ駄目かなぁ……と思っていた、そんな19時過ぎ。


 走れるじゃん!!
 雨音、なし。
 路面、大丈夫。


 もう、いても立ってもいられずに走り出す私。


 そんな折、お友達の日高さんより電話がかかる。


「ごめんねぇ、楽しいサイクリング中に」


 何故判ったっ!!


「息が上がってるつぅねん」(#゜□゜)つ☆(ノ゜◇゜)ノ


 あー。
 本気で気付かなかった。


 それはともかく、色々と話すこともあり、近くのコンビニの駐車場に自転車を停車して喋ってたわけですが。


「さぎりん、今度の土曜日、どうする?」
「湖に走りに行こうと」
「あー。あそこはいいよねぇ。レンタサイクルとかあるから、二人で自転車で走ってさ、『作ってきたの』とか出されたあんまり美味しくないお弁当を『美味しいよ』と食べてさ、天気が良いといいよね」
「独りで走るっつーねん」



 まぁ、いつかは……と所詮は夢ですよ、夢っ!!


 ……○| ̄|_