Fake Blossom
- 作者: 矢野俊策,F.E.A.R.
- 出版社/メーカー: 富士見書房
- 発売日: 2003/02
- メディア: 単行本
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本日は静岡市で行われているコンベンションの双翼の片割れであるSNPコンでした。
……その、なんだ。
疲れたけど面白かった!!
回したゲームはダブルクロスの「Fake Blossom」
幼馴染みにある偽りを持つ少女と、周りを偽り続けた女支部長を取り巻く、そんな話。
PCは彼ら。
二条 誠十朗 −Seiichiro Nijo− 17歳 ♂
ブラムストーカー/ハヌマーン
Dロイス:秘密兵器
帝王様(笑)。おかしいなぁ、不良生徒だったはずなんだけど*1。
権力者の血統に生まれたためか、世界に対する感覚が屈折しており、この街の全ては自分のものと思いこんでいる少年。親友やヒロインに対して「俺のものだ」とある意味、間違っているような言って欲しいような台詞を連発。
親友とは熱い掛け合いを見せて貰えて満足。……ホントに親友だったのか、と言う疑問が残らないでもないですが*2。
由字 エヌ −・ Yuji− 17歳 ♂
キュマイラ/キュマイラ
Dロイス:実験体
色ボケの実験体。……って、このセッション、実験体が3人いたよっ*3!!
元々は恋を知らず機械のようなチルドレンだったらしいけども、支部長の佐藤聡子と結ばれたことによって愛を知って……と言うか、色ボケした少年。
「ハニー」が口癖。と言うか、うわーって感じの喋りが目立って周りを大爆笑に導く。
乾 連也 −Renya Inui− 17歳 ♂
キュマイラ/ハヌマーン
Dロイス:実験体
機械のような実験体。上記の通り、二人目。
エヌを見守る立場、二条との絡み、事件の捜査など、PCのとりまとめをしながら四苦八苦していた。チルドレンは【社会】が低いにも関わらず、情報収集を頑張って……いや、失敗が多かったけども。
唯一の難点は機械のような性格のため、かなり淡泊にPCに接していたところか。
神崎 要 −Kaname Kanzaki− 25歳 ♂
ハヌマーン/ノイマン
Dロイス:特権階級
教師。生徒の悩みを相談される、生徒にとっての良き理解者……のはず? ……えーっと、生徒と絡みが薄かったなぁ……*4。
登場時の侵蝕率で10を連発しダイス目が振るわず、気が付くと凄い値になっていて「俺、もう出ないわ」……えっΣ( ̄□ ̄;;)。
ほどよく場面を混乱してくれた人。……いや、困ったなぁ。
シナリオ内容としては、FHチルドレンの『緒方未来』とUGN支部長である秘密を抱えた『佐藤聡子』の恋の話。
それぞれ誠十朗に、エヌに思いを寄せているのだけど、その形は人それぞれ。
未来は自分がFHの人間であることを隠し、また、それ故に誠十朗への恋心を飲み込み。
聡子は特異な起原種であることで成長を止め、それ故に偽りの自分*5でしか他人に対することが出来ず、愛してしまったエヌへのジレンマにさいなまれる日々を送っている、そんな話。
そこに、FHの研究者にして緒方未来の兄、緒方尚也が介入してきて――悲劇が起こる。
愛とは何か? 偶像なのか? 性欲に対する詭弁なのか。
そんな恥ずかしい投げかけをしまくるそんなセッション。
まぁ、
「私だって大人になりたかったの!! でも、それが出来なかったの!!」
だとか
「貴方はこんな身体の私でも愛してくれるの!」
だとか
「キミは親友と恋人、どちらを選ぶかな?」
とか言いたかっただけという説もあるわけで(笑)。
えーっと。
感想として、恋愛ってのは素敵だなぁ、と。いや、色々な意味で(笑)。
でも、大人*6がちゃんととりまとめないと、事件が進まないわ。この前はその辺り、PC4とPC5の人に助けられたかなぁ、と。
でも、PC1の誠十朗くんとPC3の連也くんは素敵に動いていた。まぁ、途中、誠十朗くんは「愛などいらぬ」と連呼し始めどこの拳王様? とか思う台詞が多かったわけだけど*7。
あと、ある意味、PC2のエヌ君も素敵だった。
って言うか、
「俺、10歳年上のキミも7つ年下のキミも愛しているから!!」
はどーかと思うのさ!!*8
あー、学園ものは面白いなぁ。