パラノイア


 今日のセッションはパラノイアでした。


 ……で、始まってすぐにかなり鬱。
 どのくらい鬱だったかと言うと
「さぎりん、凄い不機嫌だった」
 と周りから言われるくらい。……いや、だって、卓が立ったとき、一番嫌だったんだものっ*1


 結果というと、「思ったより満足」って感じ。
 本当に昼ご飯を食べている時は「今日一日、捨てようと思った」ってずっと考えていて……。
 まぁ、でも、……やっぱりコンベンションでするのは微妙だと思う*2


 さて、今回のPCは


ガズ ♂ ?歳
 原子力懐中時計や懐中電灯など、様々な原子力日常品を研究する研究者にてリーダー。この世界のリーダーがどれだけクソだと言うと、何かあったら部下に「××しろ」と命令し、少しでもしくじったら射殺する存在。
 しかしながら、持ち前の押しの弱さに四苦八苦することになる。


トラッシュ ♂ ?歳
 メディアレポーター。トラブルシューター(以下、TC)*3のやった事を逐次コンピューター様に報告していると言う……うん、至って普通の市民。
 開始早々即効で処刑されるちょっと悲しい目を見る。


英妃 ♀ ?歳
 基本的にメリケンが闊歩する世界において、なぜだか存在する東洋人*4。ぱっつんぱつんの外見に軍服で鞭持ち。そして軍人口調。ああ、ジャーヘッドだったに違いない。隣でアルシャード、やってたしね。あだ名は元帥だったりするが気にしない方向で。
 ところで、最後の最後まで女性扱いされなかったのがちょっと悲しい。


 パラノイアはその名前の通り、狂ったコンピューターに支配された不条理な地下都市と言う世界の住人をするゲーム。敵は共産主義者と秘密結社、そしてミュータント。
 つまりは「コンピューター様の意にそぐわない存在は消しても構わない」と言う世界。
 あと、徹底したランク付けの為、上のランクの人間には下のランクの人間をどうしても構わないと言う狂った法がしかれている場所でもある。
 弱者には酷い世界。それがパラノイアの世界。
 なお、住民はクローンが用意されており、6回ぐらい死んでも大丈夫なので結構簡単に殺される。……そんな酷い世界だ!


 さて、ゲームが開始されるわけだけど。
 まずはコンピューター様に招集されるところからスタートする。
 で、その流れは


・遅刻して処刑。
・30分の道のりを5分で到着させようと、大砲で現地まで飛ばされる。
・タクシーを捕まえて渋滞に捕まったところ、「歩道が広いではないか」

とそれぞれの方法。


 その後、地上にミュータジェン*5をばらまいている奴がいるって事で、それを調査せよと命令。
 でもって、地上に出るまでに一波乱。
 まずは……っと、装備品を集めようと配給センターに向かった一行は、英妃の「接収」との言葉とともに強奪を決意。しかし、都合の悪い事態が発生し*6、「ランクを無視するなんて反逆者に違いない」と店主を射殺
 装備を調える事が出来なかったTC一行は仕方なく、自分で何とか思い思いの装備を調達し、いざ地上に。


 途中、原子力懐中時計を指で弾いて自爆したガズの姿や「一度も死んでないよね?」と射殺される英妃の姿がありつつも、何とか到着。


 地上に出た彼らは現地の警官ともめ*7、早速仲間に射殺される英妃。その後、銃を撃ったトラッシュを押さえようとした警官は返す刀で射殺。結果、英妃が「ちょ、ちょっと待て! 私、殺されなくても良かったやん!」と叫びながら復活する*8と言う事態に。
 また、その後、地下下水に潜り、水の中をじゃばじゃばと進む一行。
「じゃあ、お色気シーンで」「あはは。まぁてぇ、こいつぅ」「って、男の色気シーンかよΣ( ̄□ ̄;;)!」「ま、まって待って。私、女だ! 女!」
 とかそんな会話をしていると、なんと前方に鎧を着た男の姿が!


 戦闘開始と合いなり、本領発揮する帝国軍人。唸るニューロウィップ、きらめく鎧の日本刀。だが、3対1に敵うわけもなく……って、鞭怖いよ鞭! 結局、鎧男は縛り上げられ、そこで明かされる驚愕の真実。
 どうやらこの下水道には緑色の姿をした何かが徘徊しているらしい。
 そして、鎧の男はシュ○ッダーと名乗ったわけで*9


 って、ちょっと待てぇ!


 で、色々あり*10、何とか緑色の何かと接触する英妃。それはどうやら二足歩行する亀とネズミ。しかも4匹と1匹。さらには細身の女の子もいるぞ! ……で、多勢に無勢なため、何とか切り抜けようと隙をうかがおうとしたものの……


彫刻家:「まぁ、騙されたと思ってこれでも食べてみろよ」(ピザを渡す)
英妃:「なんだ、これは。このような物が食べ物なワケは*11……(一口食べて涙流す)、な、なんて物を食べさせてくれたんやぁ。これに比べたら、あんなドロドロとした食べ物、カスやぁ」


 食べ物によって懐柔される帝国軍人の姿があった。


 そして、その光景を仲間二人に目撃されることとなり……*12


 仲間内で大乱闘発生。研究者+メディアVS帝国軍人*13
 だが、ここでも煌めく鞭。そしてガズは自爆し、トラッシュは降伏勧告されるものの最後まで勇敢に戦い――*14


 蘇ったガズは再び彼らを訪ねた物の、無力化されたところにピザを詰め込まれ、故国を裏切る決意をする。


 なんか、平和に終わっちゃったよ*15


 最初はババ引いたと言う気持ちが強かったものの途中から楽しんでゲームできたので、良かった良かった。

*1:まぁジャンケンに負けたのが悪いわけで。……最初っからN◎VAに行けば良かったなぁ。いや、気付いたら満杯でしたが……トホホ(結果論)

*2:ゲームとして。割り切れば問題ないんだろうけど、PC間が出し抜くゲームよりも協調するゲームがしたかったのですよ。日曜日は。あと、見知った仲間でするゲームだと思った。基本的に知らない人が多いコンベンションではねぇ……

*3:要するにPCのパーティのこと。冒険者とかクエスターとかそんな感じ

*4:アメリカのゲームなので

*5:ようするにモンスター化する薬

*6:接収しようとした物品を取りに来た人間(ランクはかなり上)が現れた

*7:「帝国軍人に気安く声を掛けるな!」発言

*8:要するにクローンが現れる

*9:なお、コンピューター様を罵倒した罪により、その場で処刑されました。捕虜虐待をしないと叫ぶ英妃はその罵倒の言葉に木の根を口に突っ込み、「木の根とは?」と仲間に殺されそうになったことは伏せておく

*10:偵察してこいとリーダー命令で偵察に行く帝国軍人の姿があったそうな

*11:地下世界では緑色のドロドロとした、スプーンを付けると溶ける酸っぱいものしか食べ物が存在しない

*12:何せ忍者と空手家と帝国軍人だ。もう、発見されたときには仲良く肩を組んで宴会をしていたわけで。

*13:ちなみに、さんざん繰り返していますがパラノイアに帝国軍人という職種は存在しません

*14:「私は市民として引かぬ!(目でカメラをちらちらと見ながら)」「……では貴様の命をもらい受ける!」(カメラを破壊する)「ひゃっほーい、降伏する、する!(ピザを食べる)うーまーいーぞーーー」

*15:どうやら私たちのしたパラノイアはそう言う終わり方をするゲームではないらしい