理想の関係
仕事中、あまりに単調作業だったため*1、徒然と考えていたわけです。
それは、やっぱりそう言うことなのかも知れないなぁ、と*2
完全な人は存在しないと思っている。
酔える様なシチュエーションを用意できる人がいれば、別に必要なことしか言っていないのに、望んでいた言葉を言える人がいる。
不器用な誠実さを見せてくれる人がいれば、かなりのテクニシャンでその腕だけで骨抜きにする人もいる。
天賦の才で全てをこなす人もいれば、一生懸命努力して、相手を悦ばせる人もいる*3
ああ。時々、“運命”に愛された人もいるかな*4
でも、その全てを兼ね備えた人はいない。
少なくとも、お目に掛かったことはない。
相手の不満を探せばいくらでも見つかる。あらを探して探して探したあげくに
「ダメだ、この人は完璧だ」
って呻かせるような人はいないはず。
まぁ、理想としてはそう言う人かも知れない。
そう言う人に巡り会うことが理想かも知れない。
また、逆にそう言う人に自分がならないといけないのかも知れないけど、やっぱりそれは無理だと思う。
完全無欠な人間になれない。それは多分、人の空想の中でしか存在できないのかも知れない。
だから、まず、相手をよく見て、相手のことを理解する。
傷の舐め会いをしろって言うワケじゃない。相手の欠点に目を潰れってワケじゃない。
欠点が克服できるなら、それを指摘し支えて上げるのが理想のパートナーシップって奴じゃないかな*5
そう、例えば。
相手に依存するのは良くない。
依存するってことは、その人を信頼している以前に、負担になることを恥じていない気がするし。
そして、相手のことがちゃんと見えたら、自分をさらけ出し、共に楽しく、気持ちよくなればいいと思うのだ。
それが理想の関係だと思う。
独りよがりな関係を求めるなら、自分一人に浸ったり、そう言う割り切った関係の人だとか、一度だけの相手に依存すればいい*6
自分だけが良ければそれで良いと、相手を自分が気持ちよくなるための道具とかソースでしか無いと見るしかできないのなら、それは相手を傷つけるだけだから。
自分が楽しければ相手も楽しいって思いこみも厳禁。
「貴方は楽しいかも知れないけど私は楽しくない」
それを言えない人もいるわけだし。
「自分を楽しませてくれないと嫌だ」
ならば、少なくとも相手を自分が楽しませないといけないのだろう。
相手を大切に思わないのなら、別にとやかくは言わないけど。
ただ、少なくともその人は貴方を気持ちよくするためだけに存在しているのではないのだから。
自分が楽しくなるために、楽しい時を過ごすために、貴方と共にいるのだから*7
……GMとPLの関係って、今更なんだけど友達や恋人の関係に似ているなぁ、と。
いや、人間関係は基本的に他者に対する思いやりってことだと思うんだけども。
ま、出来るか分からないけど、
GMの人を慈しんで、PLを慈しんでみようと思う。
ほら、好きになって欲しい人に対する態度ってのは、多分、悪いもんじゃないと思うから*8